映画キサラギは個性派揃いで面白い

2007年の映画キサラギ。結構古い映画だが面白かった。

ユースケサンタマリア

という、個性派が揃ったラインナップ。他はほとんど出てこない。

内容をネタバレしない程度にまとめる。

「キサラギミキ」というマイナーなアイドルが1年前に自殺した。その一周忌の追悼として5人がネット経由で面識のないまま集まる。

そのメンバーを集めて主催したのが、ネットの管理人を務める小栗旬だ。

物語は追悼会の会場である小部屋だけで展開される。珍しいパターンだ。

メンバーはネット経由で集まり、本名も素性もわからない。そのメンバーの素性が徐々に明らかになり、物語が展開されていくのがこの映画の面白さだ。

議論のメインとなっていくのはキサラギミキは自殺なのか他殺なのか。自殺したとしても何が原因なのか。

最終的に全員で整理しながら、ある結論に辿りつく。

この辺りの過程はミステリーに近いが、テイストはバラエティーチック。

★★★★☆

一つの小部屋で5人だけで繰り広げられる物語で普通は単調になりやすい。本作は徐々に素性をカミングアウトしながら進む展開のため、物語は飽きずに面白い。ただ、何故それを先に言わないの？という展開が多いのはご愛嬌か。

今では主役級の演技派の5人が集まってるからか、物語に入りやすく、ぼけーっと見入ってしまった。