AKB48のビジネス。秋元康のビジネス。

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AKB48のビジネスはなんだかんだすごい。

 

AKBはクラスの4-5番目レベルの女の子を集めて結成。学校がコンセプトで秋元康が先生。

 

 

AKBのビジネスは賛否両論を生む。特にCDが批判の的だ。

CDには基本的に何かをつけて売る。

 

握手券、投票券など。それ以外は知らないが、他にも特典があるんだろう。

 

CDを売ってるんじゃない。握手券を売ってるんだ。

投票するためにCD買ってるから、CDは捨てられるだけ。

 

とよく言われている。

 

実際に2012年のCD売上ランキングを見てみよう。

 

2012年 シングル年間CD売上ランキング
1位 AKB48 「真夏のSoundsgood !」 182万56枚
2位 AKB48 「GIVE ME FIVE!」 143万6519枚
3位 AKB48 「ギンガムチェック」 130万3407枚
4位 AKB48 「UZA」 121万5079枚
5位 AKB48 「永遠プレッシャー」 107万3499枚
6位 嵐 「ワイルド アット ハート」 64万9114枚
7位 嵐 「Face Down」 61万9940枚
8位 SKE48 「片思いFinally」 59万2947枚
9位 SKE48 「キスだって左利き」 58万7993枚
10位 SKE48アイシテラブル!」58万1612枚

 

1-5位までがAKB。それもすべて100万枚超えだ。

たしかに異常だ。これが正しい音楽のランキングか。

それはない。

握手券、投票券などがなければこんなに売れないだろう。

 

これは正しい音楽の形ではないかもしれない。

正しくなくとも、秋元康はこれだけのCDを売り上げたのだ。

 

 

アイドルに総選挙でランキングをつける。

CDを買った人だけが総選挙で投票できる。

ファンにCDを買わせて競わせるわけだ。

そのランキングによってメディアに出れたり、CDメンバーに入れたりする。

ファンは必死だ。それは金をだすだろう。

 

そのCDは秋元康が作詞や作曲を手がけている。

CDの売上の大半はどこにいくか。

作詞作曲者だ。

 

ようするに、アイドルに勝たせるためには秋元康に金を渡さなくてはいけないのだ。

 

 

CDが売れれば、音楽番組で1位と紹介される。話題になる。

話題になれば、いたるところで音楽が流れる。

いたるところで流れ始めれば、有名になる。知名度があがる。

知名度が上がれば更にCDが売れる。

ぼろ儲けだ。

 

AKBは初め、秋葉原で男だけが注目していたもの。

そこから話題が話題をうみ、

ファン層は秋葉原の男から全国の男へ

さらに、全国の男から、全国の男女へ

今では誰しも当たり前にAKBの曲を聞き、歌っている。

 

音楽の売り方としてはあまりほめられたものではない。

それでも、結果としてこれだけのCDを売ったのだ。

 

これからAKBはどうなるかわからない。

廃れていくのかもしれない。

それでも、秋元康はこのビジネスで多くの金を稼いだはずだ。

音楽の形としては正しくないが、ビジネスの形としては面白い。